2022年5月23日、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)3部門のノミネート作品各3作品、合計9作品のボードゲームと「ロングリスト(ノミネート作品が選ばれる前段階のリストのこと)」が発表されました。
ドイツ年間ゲーム大賞は・・・
「年間ゲーム大賞(赤ポーン)」
「年間エキスパートゲーム大賞(黒ポーン)」
「年間キッズゲーム大賞(青ポーン)」
の3つの部門にわかれています。
そして、それぞれ3つのタイトルがノミネート作品として決定、さらに後日それぞれの大賞が選ばれます。
まずは先にキッズ部門の大賞「青ポーン」が、6月20日に発表されます。
そして、「赤ポーン」と「黒ポーン」の大賞は、7月16日に発表されます。
各賞にノミネートされた作品「全9作品」と「推薦リスト作品」は下記より紹介します。
ドイツ年間ゲーム大賞 ノミネート作品
※赤ポーンの「年間ゲーム大賞」は、ドイツ年間ゲーム大賞のメインとなる賞。比較的ルールも難しくないものが選ばれる傾向にある。
カスカディア(Cascadia)
タイルとディスクをペアでドラフトして、自分の手元に展開していくボードゲーム。
点数の獲得方法は、ゲームごとに変わるから、何度遊んでも楽しめるパーティーゲームとなっています。
※「ケンビル」より「日本語版」が発売されています。
・プレイ人数:1~4人
・対象年齢:10歳以上
・プレイ時間:30~45分
・ゲームデザイン:Randy Flynn
スカウト(Scout)
自分の手札をいち早く無くすことを目的とした、日本発の「ゴーアウト系」のカードゲーム。(大富豪・大貧民系)。
ノミネートされたのは、後にオインクゲームズから発売された海外版です。
※日本版は、通販などで購入できます。
・プレイ人数:3~5人
・プレイ時間:約15分
・対象年齢:9歳以上
・ゲームデザイン:梶野桂
・イラスト:SINC、小松崎リエ、佐々木隼
・メーカー:オインクゲームズ
トップテン(Top Ten)
数字の強さでお題を表現するゲームです。
※日本語版は発売されていません。
・プレイ人数:4~9人用
・対象年齢:14歳以上、
・プレイ時間:30分
・ゲームデザイン&イラスト:A.ピコレ
・出版社:アスモデ
【推薦リスト作品】
(日=日本語版あり、訳=和訳ルール付きで流通、日本流通が無いor分からないものは記載なし)
世界の七不思議:建築士たち(日)、エコーズ:ダンサー、マジックラビット、マイゴールドマイン、ことばのクローバー!(日)、トレック12(日)
日本発のカードゲーム「スカウト(Scout)」がノミネートされています。こうなったら大賞を獲得してほしいですね。
年間エキスパートゲーム大賞 ノミネート作品
黒ポーンの「年間エキスパートゲーム大賞」は、ボードゲーム経験者向きのものが選ばれる傾向にあります。
クリプティッド(Cryptid)
未確認生物がボード上のどのマスにいるのかをヒントから導き出す、推理&論理パズルゲームです。
オリジナルは、イギリスの「オスプレイゲームズ」から2018年に発売。様々な賞を獲得し、高い評価を受けています。
※「JELLY JELLY GAMES」より日本語版が発売されています。
・プレイ人数:2~5人用
・対象年齢:10歳以上
・プレイ時間:30~50分
・デザイナー:Hal Duncan、Ruth Veevers
デューン 砂の惑星:インペリウム(Dune: Imperium)
「デッキ構築」と「ワーカープレイスメント」がうまく組み合わさったボードゲーム。
宇宙の覇権のカギとなる、砂の惑星デューンでの権力闘争が舞台となっています。
2021年10月に公開された映画「DUNE/デューン 砂の惑星」に登場するキャラクター、兵器も映画さながらのイラストで収録!
映画ファンも満足の作品となっています。
※アークライトより日本語版が発売されています。
・プレイ人数:1~4人
・プレイ時間:60~120分
・対象年齢:13歳以上
・オリジナル版メーカー:Dire Wolf
・ゲームデザイナー:ポール・デネン
リビングフォレスト(Living Forest)
森の精たちと森がテーマのボードゲーム。
※「ケンビル」より日本語版が2022年内に発売予定となっています。
・プレイ人数:1~4人用
・対象年齢:10歳以上
・プレイ時間:40分
・ゲームデザイン:A.クリスチャンセン
・イラスト・A.エティーヌ
・出版社:ペガズスシュピーレ
【推薦リスト作品】
(日=日本語版あり、訳=和訳ルール付きで流通、日本流通が無いor分からないものは記載なし)
アーク・ノヴァ(日)、コーラ:ライズ・オブ・アン・エンパイア(日)、ウィッチストーン(日)
年間キッズゲーム大賞 ノミネート作品
青ポーンの「年間キッズゲーム」は、その名の通り、子供向けのボードゲームが選ばれます。
アウフ・ショーン・クレバー(Auch schon clever)
ダイスゲーム「ガンツ・シェーン・クレバー」のキッズ版です。
・プレイ人数:2~4人用
・対象年齢:5歳以上
・プレイ時間:15分
・ゲームデザイン:W.ヴァルシュ/イラスト:G.ヴィヨエン
・出版社:シュミットシュピーレ
クアックスと仲間たち(Mit Quacks & Co. nach Quedlinburg)
バッグビルドゲーム「クアックサルバー」のキッズ版です。
※日本語版は発売されていません。
・ゲームデザイン:W.ヴァルシュ
・イラスト:M.メンツェル
・出版社:シュミットシュピーレ
・プレイ人数:2~4人用
・対象年齢:6歳以上
・プレイ時間:25分
魔法の城(Zauberberg)
ビー玉を転がすレースゲームです。
※日本語版は発売されていません。
・プレイ人数:1~4人用
・対象年齢:5歳以上
・プレイ時間:15分
・ゲームデザイン:J.P.シュリーマン&B.ヴェーバー/イラスト:A.ノラカラ
・出版社:アミーゴ
【推薦リスト作品】
(日=日本語版あり、訳=和訳ルール付きで流通、日本流通が無いor分からないものは記載なし)
バンパイアの村、フレッシス、金の卵、ハニー
さて、2022年の各部門の大賞はどれになるのでしょうか?
予想しながら発表まで待ちましょう!
⇒Spiel des Jahres e.V.: Die Nominierten 2022
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